アイルランド建国までの歴史

アイルランドの歴史は、紀元前300年頃よりヨーロッパ大陸よりケルト人が流入した時から始まります。9世紀にはノルマン人のバイキングが侵入、ケルト社会に融合・同化していき、「アイルランド民族」が形成されていきました。

 

イングランドによる支配

12世紀になるとアイルランド人はイングランド人に征服され、16世紀頃には多くのプロテスタントが入植。さらに1541年になると、イングランド王のヘンリー8世がアイルランド王を自称するようになりました。

 

以降、イングランドによる植民地支配と厳しいカトリック弾圧が繰り返され、1801年には正式に併合され、グレートブリテン及びアイルランド連合王国の構成国となります。

 

アイルランドの独立と分裂

しかし併合後も、イングランド支配に対する不満は高まっていき独立運動が活発になりましたついに1916年、ダブリンで急進派が武装蜂起したことで、アイルランド共和国が成立したのです。そして1918年にはシン・フェイン党が勝利を収め、翌1919年にダブリンに国民会議を開設しました。

 

1921年にはイギリスとの独立戦争を経て、イギリス・アイルランド条約を締結することとなり、翌1922年に、アルスター地方など北部6州を除く南部26州がアイルランド自由国の名でイギリス連邦内の自治領として誕生することとなります。しかし北部6州が北アイルランドとしてイギリス統治下に留まることとなったので、“アイルランド分裂”も決定的なものとなりました。

 

イギリス連邦からの離脱、完全なる独立へ

アイルランドでは、1931年にウエストミンスター憲章が成立し、イギリスと対等の主権国家となりました。さらに1937年に国名をエールと改称、アイルランド憲法を施行し、内政自治権を獲得することで共和制移行を実現しました。

 

そして1949年4月18日、イギリス連邦を離脱したことで、アイルランドは完全なる独立を達成したのです。北アイルランドについては、1998年のベルファスト合意と、その後の国民投票により領有権を放棄することを決定しました。

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